
一生涯、データ保存が可能とされる「M-Disc」の今後について知りたい方に向けた記事です。
豊富な数のM-Discを見かけない、新品価格の高騰、入手難易度の上昇、などの情報が飛び交っています。そのため、各メーカーは生産を終了したのでは?という声が上がっています。
そこで本記事では、M-Discの生産終了の真相について確認していきたいと思います。
このような方におすすめ。
- M-Discの詳細について知りたい方。
- M-Discの生産・販売状況を知りたい方。
- 今後の生産終了についての情報が欲しい方。
- 現在の価格について詳しく分析して欲しい方。
それでは、みていきましょう。
M-Discが生産終了していない理由とは?

メリットや特徴について紹介します。
M-Discとは何?安心してデータ保存できる唯一のメディア
M-Discとは、100年以上の保存ができる光ディスクのこと。
DVDと同じ容量4.7GBから25GB、50GB、100GBの容量サイズまで生産されています。一般的な再生ドライブで読み込めますが、書き込みは専用ドライブが必要になります。
熱・温度など経年劣化に強いブルーレイディスク(BD)やDVDの決定版になります。
光ディスクの生産終了の実態について
2025年にソニーが光ディスクの事業撤退を発表したことにより、日本メーカーの生産は完全に終了となりました。
現在は、台湾メーカーのRITEK社が製造していますが、IOデータがVerbatimブランドとして流通のみ引き継いでいます。日本製の光ディスクが完全に生産が終了した背景に、M-Discが生産終了した噂が流れたのかもしれません。
結論として、M-Discの生産や販売は終了していないので新品の購入は可能です。
M-Discのメリットとデメリット
M-Discのメリットは長期保存が可能で安心して保管できることになります。デメリットは以下の4つです。
- ディスク1枚の価格が高い。
- 専用ドライブが必要になる。
- 書き込み時間が長くなる。
- エラーが起こる危険性がある。
今後、M-Discが生産終了する危険性はある?
現時点では、生産と供給は終了していません。
データ保存は非常に高い信頼性があるため、データアーカイブの目的で需要が高まる可能性があります。データ損失を避けたい企業情報から思い出の詰まった家族写真やビデオまで、一生涯に渡りデータ保管できる魅力は大きいですから。
今後の動向に注目してみたいものです。
M-Discの価格と購入

DVDとBDの価格も参考に載せています。
| メディアの種類 | 1枚あたりの価格 | 1GBあたりの価格 |
| DVD(4.7GB) | 25.6円 | 5.44円 |
| BD(25GB) | 39.8円 | 1.592円 |
| M-Disc(25GB) | 356円 | 14.24円 |
| M-Disc(50GB) | 621.2円 | 12.422円 |
| M-Disc(100GB) | 1,196円 | 11.96円 |
※アマゾンにて調べた最安値(2025年12月)
DVDやブルーレイディスクと比べるとM-Discの単価は高いことが分かります。しかし、100年の長い年月で考えた場合はどうでしょうか?DVDやBDの寿命を10年としたら、データを新品ディスクに移し替え続けたら10倍の値段になる計算です。
さいごに

今では、HDDやSSDなどのシェア率が圧倒的に多く、データ保管にも一番利用されています。一生涯データ保存できるM-Discは、定期的にデータを移し替える手間がない魅力があります。思い出の詰まったホームビデオや写真などの保管には向いているメディアです。
M-Discにデータ保存したい人は、「M-Discに写真やビデオの書き込みできない?正しい方法や理由を紹介」にて専用ドライブを購入してください。
以上でおわり。

