HDDから異音がする場合の原因と直し方(復旧方法) | ひろっきーエンジニアリング

HDDから異音がする場合の原因と直し方(復旧方法)


突然、HDD(ハードディスク)から異音が聞こえてきました。寿命や故障の可能性が考えられるので、どうしたらいいのか分かりません。完全に動かなくなる前に、データ復旧したいので対処法などのアドバイスが欲しいです。


このようなトラブルを解決します。


HDDから聞こえる異音には、「カチカチ」「ジージー」「ピーピー」「カッコン」などいくつかの種類があります。HDDから異音がした場合は、まず電源を切って動かさないことが重要です。その後に、適切な対処が求められます。


本記事では、HDDから異音がする場合の原因と直し方を紹介します。

  1. HDDから異音がする原因とは?
  2. 異音が聞こえた場合の対処法
  3. HDDから異音がする場合の直し方と復旧方法


それでは、みていきましょう。



HDDから異音がする原因とは?


HDDから聞こえる異音の主な原因は、磁気ヘッドの誤動作やセクタ部分の異常やからくるものです。


【異音①】磁気ヘッドの誤作動


磁気ヘッドとはデータを読み書きするための装置のことで、正常に動作しなくなることで「カチカチ」と生じる異音があります。

外部からの衝撃や経年劣化によって、データを正しく読み込めないで同じ場所を動き回ることがあります。その際に、磁気ヘッドのアームがストッパーに接触して異音が出ます。

磁気ヘッドの交換や修理で異音は直せますが、誰にでもできる簡単な作業ではありません。データ消失のリスクがあるため専門業者に依頼して解決します。


【異音②】セクタ部分の異常


セクタとはデータを読み書きする記録領域の最小単位のことです。経年劣化によるセクタ部分の異常が原因で起きる異音になります。

セクタの異常が増え続けると、磁気ヘッドが正常にデータを読み取りにくくなります。どうにかして読み込もうとする際に、アームとストッパーが当たって「カチカチ」という異音が生じます。

このような場合はHDDの寿命が原因になりますので、新しく買い替えることをお勧めします。症状のひどい時は、無理に起動させないで専門業者に相談しては。



異音が聞こえた場合の対処法


HDDから異音が聞こえてきた場合に、焦ってやりがちなNG行動を紹介します。

  • 電源の ON / OFF を繰り返さない。
  • パソコンの再起動を繰り返さない。
  • 叩いてみたり衝撃を与えない。
  • 状況確認のために分解しない。


ハードディスクは精密機器になりますので電源は必ずOFFにして対処します。そのまま使い続けると負荷を与えることになるので、最悪はデータを失うことになります。



HDDから異音が聞こえた際の対処法・復旧方法


HDDから異音が聞こえた際の対処法と復旧方法を紹介します。

  1. PCに繋げたら認識する
  2. PCに繋げても認識しない


認識する場合


HDDが認識する場合は、データ復旧の可能性があります。別途HDDへデータを移動するだけですが、自分で行うときはリスクがあるので自己責任です。データを失いたくない人は、専門業者に相談する方が得策だと思います。

パソコンの専門業者は「PCホスピタル(ドクター・ホームネット)」「パソコン宅配修理「かおるや」」などがあります。

尚、新しいHDDが欲しい方は「【安い】外付けHDDの人気おすすめ14選」「内蔵HDDの人気おすすめ9選!増設、ゲーム、動画編集に最適」にてどうぞ。



認識しない場合


パソコンに繋いでも認識しないHDDは、かなり危険な状態です。大切なデータが入っている場合は、自分で復旧するより専門業者へ。



さいごに


HDDの平均寿命は、一般的に3年と言われています。保管場所や使い方によっては1,2年で故障したり、10年以上使えたりすることもあります。

精密機器であるため、不具合が起こる前に買い替えることが最善の選択だと思います。「外付けHDDやSSDの寿命を診断(確認)する方法【内蔵タイプでもOK】」にてHDDの状態を確認して参考にしてみてください。


以上でおわり。



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