

ディスクのクリーンアップを手動で実行することが面倒くさいです。自動でクリーンアップしてくれる「ストレージセンサー」という機能が、Windows10に追加されたみたいなので設定方法を教えて欲しいです。利用するうえでのメリットやデメリットも知りたいです。
こういった質問に答えていきます。
本記事では、Windows10のストレージセンサーの設定方法とデメリットについて紹介します。
- ストレージセンサーの有効
- ストレージセンサーの設定
- メリットとデメリットについて紹介
ストレージセンサーとは、「Windows10 バージョン1709」以降に追加された機能になります。そのためWindows10 の更新アップデートは、しっかりと行っていることが条件になります。
Windows10 アップデート方法は、「Windows10で更新プログラムを確認してみよう【アップデート確認】」で説明していますので、必要な方はコチラからご覧ください。
それでは、みていきましょう。
ストレージセンサーを有効にする手順
Windows10のタスクバー左端にある「スタート」ボタンからスタートメニューを開けます。

スタートメニューが開いたら、マウスカーソルを「歯車」マークの上に移動して「設定」をクリックします。

ここでは、「システム」を選択します。

画面左側メニューから「記憶域」を選んだら、右側にある「ストレージセンサーを構成するか、今すぐ実行する」をクリックします。

ストレージセンサーを「オン」に変更したら、ディスクのクリーンアップが自動で開始されます。

以上で、Windows10のストレージセンサーを有効に設定できました。
ディスクのクリーンアップを手動で実行したい方は、「Windows10 ディスクのクリーンアップを実行する方法【不要データの削除】」で説明していますので、合わせてご覧になってください。
ストレージセンサーの設定
ストレージセンサーのスケジュール管理やその他設定を紹介します。
①スケジュール調整
「毎日」「毎週」「毎月」「ディスクの空き領域の不足時」から自分のスタイルに合った項目を選ぶことができます。

②一時ファイル
デフォルト設定では、ボックス内に「✓」マークが付いています。「✓」マークは付けたままで、一時ファイルは自動削除します。

➂ごみ箱
「ごみ箱に移動してから次の期間が過ぎたファイルを削除する」では、「許可しない」「1日」「14日間」「30日」「60日」の保存期間が指定できます。期間が過ぎると自動削除になります。

④ダウンロードファイル
「開かれないまま次の期間が過ぎた[ダウンロード]フォルダー内のファイルを削除する」も同様に、自動削除の期間を指定できます。

➄今すぐに手動でクリーンアップしたい場合
「今すぐ空き領域を増やす」にある「今すぐクリーンアップ」のボタンを押します。

✓マークが付いたら、クリーンアップは完了です。

以上で、ストレージセンサーの設定は終わり。
メリットとデメリットにつて紹介

ストレージセンサーのメリット・デメリットについて紹介しています。
- 時間の指定ができるので、パソコンの使わない夜間時などに実行可能。
- 常にパソコンのパフォーマンスを最高の状態に維持できる。
- 不要ファイルが自動削除されているので、面倒な手間がかからない。
- 定期的にファイルが削除されるため、取り返しがきかない場合がある。
- Windowsの古いバージョンファイルが削除されるので復元できなくなる。
時にはストレージセンサーを有効状態からオフ状態にして、手動で実行しなければならない状況は出てくると思います。
さいごに

ディスクのクリーンアップの後は、HDDの記録領域をきれいに並び替える「デフラグ」がおすすめです。Windows10のパフォーマンス改善に一番効果があります。
Windows10のデフラグを行う手順は、こちらからご覧ください。
≫Windows10 HDDのデフラグを行う方法【HDDの最適化・高速化】