HDDのデフラグはPCのパフォーマンス向上に最適ですが、SSDには効果あるのでしょうか?SSD自体の基本性能は高いので、デフラグの必要性が知りたいです。また、Windows10のデフラグの自動設定を解除する方法も教えて欲しいです。
こういった疑問に答えていきます。
本記事では、SSD搭載パソコンでデフラグの自動機能を無効にする方法を紹介します。
このような方におすすめです。
- ストレージに掛かる負担を減らして、長く使用したい方。
- デフラグしてもパフォーマンス向上が感じられない方。
- Windows10(Ver.2004)以降にアップデートしている方。
デフラグの自動機能が搭載されたのは、Windows10(Ver.2004)以降になりますので、対象の方は是非ご覧ください。
それでは、みていきましょう。
パソコンのスペックを確認したら、バージョンの情報も分かります。
パソコンのスペックを調べる方法は、「パソコンのスペックを確認する方法・調べ方【Windows10】」から説明していますので、ぜひご覧ください。
SSDをデフラグする必要性は?
結論から言って、SSDの基本性能は高いのでデフラグの必要性は無いと考えられています。
デフラグの代わりに「Trim(トリム)」コマンドという機能が、Windows10で実行されているという理由もあります。
SSDは、古いデータを消去してから新しいデータを書き込む記録方法になります。HDDのように新しいデータを上書きして保存される構造とは違います。
SSDのように複雑化した書き換え処理を効率良く行うためにTRIMコマンドが実装されています。データの書き込み場所を均等に振り分ける「ウェアレベリング」という機能が付いている特徴があります。
Trimコマンドについて詳しく知りたい方は、以下リンクを参考にどうぞ。
≫Trimとは | SSDのTRIM機能の役割は何ですか| Crucial Japan
SSDのデフラグで考えられるデメリットとは?
ここでは、2つのデメリットを紹介します。
データを書き換えて整理するデフラグは、書き込み回数に制限があるSSDには向きません。寿命を縮めていると考えられるからです。
データの読み書きスピードが速いSSDは、デフラグの効果をあまり感じられないので、ただ負担を与えているだけだと考えられます。
SSDのデフラグの自動機能を無効に設定
Windows10のタスクバー左端にある「スタート」ボタンを右クリックします。
メニューが開いたら、「エクスプローラー」を選択します。
「エクスプローラー」が表示されたら、画面左側のメニューから「PC」を選びます。次に「ローカルディスク」を右クリックして「プロパティ」を選択します。
このような画面が開いたら、「ツール」タブ → 「最適化」の順番にクリックします。
ここでは、「設定の変更」をクリックします。
「スケジュールに従って実行する(推奨)」から「✓」マークを外して「OK」をクリックします。
以上で、デフラグの自動機能を無効にできました。
HDDをデフラグする方法は、「Windows10 HDDのデフラグを行う方法【HDDの最適化・高速化】」で紹介していますので、PCのパフォーマンス改善にどうぞ。
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